2006年鞄の街、兵庫県豊岡市に誕生。
豊岡は日本一の鞄の産地です。古くは奈良時代より自生するコリヤナギの皮でカゴを作り、やがて柳行李作りは豊岡の人々の生活を支えるようになりました。 軽くて丈夫な蓋付きの大きな籠である柳行李はやがて取手がつき、カバンへと姿を変え、豊岡鞄として発展します。
アートフィアーはこの地でスケッチ愛好家のスケッチ旅行に適した、画材と衣類をセパレートにでき、心地よく背負える機能美を追求した目的旅・こだわりの旅をサポートする鞄を発表しました。
ユーザー視点による機能美を追求し、母体である由利社が昭和40年代より製造していた口枠のダレスバックをモティーフとし、アルミ素材を採用することで軽量でありながらも型崩れを防ぎ、中身を保護し、ワンタッチ開閉できる「フルフラット・フレーム」口枠構造の「CLASSIC LINE」を開発しました。 このアルミフレームは従来のモデルより33%の軽量化に成功、後のニューダレス誕生のきっかけにもなりました。
アートフィアーの名前の由来は“Art(芸術)+Atmosphere(雰囲気・気分)”の造語です。 アートな気分で旅や趣味、仕事、人生を楽しんでほしいとの想いが込められています。
2009年、CLASSIC LINEの発表より3年、アートフィアーのアイコンデザインとも言えるアーチシステムにより、スリムと大容量を両立させた「ニューダレスバック」が誕生しました。
2009年、世界三大デザイン賞の1つ、ドイツ・ハノーファーのインダストリー・フォーラム・デザイン・ハノーファー(iF)が1953年より主催する「iF Design Award」を日本の鞄業界として初受賞しました。
世界三大デザイン・インテリア見本市の1つ、フランス・パリのSAFIが1995年より主催する「MAISON&OBJET PARIS」に2010年に単独初出展しました。
2012年よりイタリア・ミラノのバッグ見本市 「MIPEL」に出展し、2012年にスタイル&イノベーション部門の最高賞「MIPEL AWARD」、2017年には「ニューダレスバッグ」がICON TRAVEL LUGGAGE部門の最高賞を受賞しました。 2018年よりアメリカ・ニューヨーク、ラスベガスのファッション見本市「PROJECT」、ドイツ・フランクフルトのギフト見本市「ambiente」、香港のレザー見本市APLFに出展し、積極的なグローバル展開を図っています。
2020年よりアイコンとなる”ニューダレス”シリーズの”機能美”を軸とした”創造”により、”人生の豊かさに繋げる”ということをより明確にするために、コンセプトとコレクションの再構築を進めています。 コンセプトは”機能をカタチに創造する”、コレクションは”フルフラット・フレーム”口枠構造の”ニューダレス”、”トンド”、”フォルテ”、”カバロ”の4ラインとなります。
「ニューダレスバッグ」はフレームの構造を生かしつつ、立体縫製の3Dデザインを実現した流線型のフォルムのバッグです。 スリムかつ大容量のこれまでの鞄とは一線を画す斬新なバッグは2009年の発表より10年、世界中のビジネスマンに愛され、累計販売数は10,000本を超えます。 これからも丈夫で、使いやすく、安心して長くつかえる、人生のパートナーとなる鞄をお届けしてまいります。